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楽譜について

こんにちは!
横浜市南区蒔田 あきもとピアノ教室のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回のテーマは楽譜についてです。

楽器店などで目にする楽譜は、カラフルなものから昔からあるような楽譜まで多くの種類があります。

楽譜とは何でしょうか?

特にクラシック音楽は16世紀や17世紀に作曲された古い作品です。

音楽大学で習うピアノ実技は写真のヘンレ版の楽譜を使います。
↓ヘンレ版の説明は以下HPをご参照ください
https://www.henle.de/jp/the-publishing-house/was-ist-urtext/

演奏家でもあったドイツのギュンター・ヘンレの
解説↓
https://www.henle.de/jp/the-publishing-house/guenter-henle/

楽譜とは、作曲者の意図がそのまま記されたものである という考えで、楽譜を読み解き更に当時の資料を調べながら音を考え演奏していく

これがピアノ演奏になります。

ヘンレ版はソナタ以降の曲が多いので私のレッスンではソナチネまではヘンレ版は使いません。

この考えを大学4年間で私は叩き込まれており、常に日本の出版社から出されている曲に関しては疑いを持って解釈する様になっています。

例えば、オルガンピアノの曲にプレストと書かれていても誰が記したのか判断が付かず

よく聞かれるのはお母さんが、楽譜にはこの表記ですが速さはこんなに遅くて良いのでしょうか

というような内容です。

速度も、そのお子さんの年齢によりあまりに無理がある場合は楽譜より遅くしますし そういった事は他の学問の考えとは違ってくるのです。

長くなりましたが、クラシック音楽に関してはこういった考えがあるとご理解いただけたらと思います。