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困難は分割せよ

こんにちは!
横浜市南区蒔田 あきもとピアノ教室のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

「私が取り組む難しい問題のそれぞれを、できるかぎり多くの、しかもそれを最もうまく解くために要求されるだけの数の小さなパーツに分割すること。」(「方法序説」ルネ・デカルト 著 谷川 多佳子訳 岩波文庫 1997年)

「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」小林昌平 著 文藝社 2018より

ピアノを習い始め、5年も経つと楽譜も難易度が上がりページ数も増えます。

お子さんのモチベーションを保つのに、どういったアプローチをしているかというと、タイトル通り

問題は分割する

という考え方を説明します。

音符がバーッと並んでいると圧倒されて、これ弾けるようになるのか?と思うかもしれませんが

よく見ていくと、同じ繰り返しが出てきたり子供向けの曲は半分同じ繰り返しだったりします。

練習の仕方も、いきなり最初から最後まで弾いて、出来ていないまま最後まで弾いても出来ません。

最初の一段目が出来てから次、と練習していかないとまた同じフレーズが出てきたら指がつっかえたりします。

そういった事を、今週はここまでが宿題だから

例えば、○曜日はここを練習して、ここまでできるようにしよう というようにざっくり説明して

やるべき事を分割して、目標を達成させる

という事を繰り返します。

私の所に長く通っているお子さんは、自ら課題曲の取り組み方を私に説明してくれます。

1週間でやるべき事を頭の中で組み立て、実行する

という事が自然に出来るようになり、そういうお子さんは話を聞いていると宿題をサッと終わらせてから好きな事に取り組んでいます。

そして、もう少し大きくなったらこういう曲が弾けるようになりたい と夢があり、私にお話してくれます(^^♪