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ピアノ個人レッスンにこだわる訳

こんにちは!
横浜市南区蒔田 あきもとピアノ教室のブログをご覧頂き、ありがとうございます。

私の体調はすっかり回復しました。

生徒さんやお母さん達には大変ご心配おかけしました。

今年で私のピアノ個人レッスンも9年目に入ります。

「グループレッスンにして、もっとレッスン回数増やしたら?」

「もっと大きくしたら?」

と同期の友人などに言われたりしますが、ピアノを教える仕事は利益追求にはならないと思っているので

大きくして、大人数の生徒をかかえるのはヤマハ等がやっていますし、私ができる私がやりたいやり方でレッスンをしたいので、多分このまま変わりません。

私は、子供を対象としています。

大人のレッスンが出来るのは、60代以降の先生ではないでしょうか。

子供を対象とする事は、未来を想定した言葉かけや対応が必要になります。

子供の人権も考えない、適当なレッスンは出来ません。

例えば、2台ピアノにして2人の幼稚園生のレッスンを1レッスン30分にしてするとします。

幼稚園の年齢は、個人差がとても大きく、2人レッスンにしたらもし一人の子が譜読みが早く、もう1人がゆっくりだった場合、どうしたって比べてしまいます。

そこで、出来る子は優越感が生まれ、直ぐに譜読みが出来なかった子は劣等感が生まれます。

更に、そこに保護者の方が見学されていたら、出来ていなかったお子さんの親はショックを受けるはずです。

この、全く違う個性を持った、個人差の激しい幼稚園生を比べるレッスンの何の意味があるのでしょうか??

私自身は幼稚園の頃ヤマハのグループレッスンだったので分かるのですが、私はすごく積極的な自意識過剰な子供だったので、出来ないなんてありえないというキツい性格の子供でした。

隣に座っていた男の子は、ゆっくりな性格で、みんなについて行けない時に泣いていた記憶があります。

可哀想、と周りは見ていますし、横に座っているお母さんは「何で出来ないの!」と怒っています。

これ、何の意味があるのでしょうか?

大人数で1度にレッスンをすれば、儲かるから大手楽器店はグループレッスンがあるんですよ。

その広告にのせられ、グループレッスンを受けて意味不明な比較を受けたお子さんに何の影響があるのでしょうか。

そんな不要な事はせず、1人一人伸びる時期は違うのだから大丈夫だと、出来る方向を探しながらレッスンをするのがピアノは良いと考えています。