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バイエル 楽譜について

こんにちは♪
横浜市南区蒔田 あきもとピアノ教室のブログをご覧頂き、ありがとうございます。

ピアノを習った事がないお父さん、お母さんが楽器店などに行った際に楽譜コーナーにも立ち寄る事があると思います。

なんだか色々あるけど、何がどうなっているのか?

そんな印象を持たれるのではないでしょうか?

そして、ピアノ教室のHPを色々見ると、先生によって使う楽譜も違うし

良く分からない世界だ

と思われるのではないでしょうか?

数年前、楽器店で年配の方が店員さんに

「孫がピアノを弾きたいと言っているんだけど、楽譜は最初何を使えばいいの?」と楽譜を近くで見ていた私の耳に声が入りました。

何を勧めるのかな?と見ていると

バイエルがいいですよ!

と勧めていらっしゃいました^^;


かなり若い店員さんでしたが、私は近くで恐れ慄いておりました。

一度は聞いた事があると思われます「バイエル」とは作曲家の名前です。

明治時代に、何の繋がりか何故かバイエルの教本が日本で使われるようになったのが最初と

Wikipediaにも掲載されています。

バイエル紹介ページ

昭和時代にピアノを習っていた私も使っていたのですが、いまほとんどの先生は使わないと思います。

バイエル上巻を見ると、最初からト音記号の高いドが出てきます。

そして最後のページくらいまでト音記号ばかりで、一向に左手を弾く所がでてきません。

仮にこの教本で進むと、何ヶ月も右手ばかり弾くことになり、進みが遅い先生だったらいつになったら両手で弾くのか?

という事になりかねません。

ドイツでも、バイエルという作曲家はあまり知られていないという事なのに

いまだに楽譜をみていると「バイエル程度で弾ける〇〇」というタイトルの楽譜があったりします。

私のレッスンではオルガンピアノの本という教本を使うのですが

最初からト音記号、ヘ音記号の真ん中のドから始まり右手、左手と交互に弾く曲が増えていきます。

真ん中のドから少しずつ広がり、譜読みも少しずつ

最初から右手、左手と覚えていきます。

この方が効率が良いですし、幼稚園生からこの教材を使っていくと

ヘ音記号が読めない、ということはありえません。

楽譜選びはシンプルに、

導入教材はオルガンピアノとバーナムを少し併用、

ハノンも少しずつ進めて

ブルグミュラー、ソナチネと進むのが私のレッスンの進め方です。

ハノン、ツェルニーも並行して使っていき、時々バスティンのスケールアルペジオやルクーペを使ったりします。

そのあたりはお子さんの様子に合わせています。